大気からの水の抽出
ケニア人の起業家、ベス・コイギは、世界で最も差し迫った複雑な問題の1つである水不足に対処するテクノロジーを展開している。
ナイジェリアの食料供給を確保する
2010年、ナイジェリア人の社会起業家ンナエメカ・イケァグォーニューは、小規模農家にアドバイスするためのラジオ局を設立し、ロレックス賞を受賞した。現在、彼の最新プロジェクトである太陽光発電のウォークイン冷蔵室ネットワークが、ナイジェリアの食料供給網に革命を起こしている。
麻痺治療の未来
神経科学者のグレゴワール・クルティーヌは、脊髄損傷を治療するために画期的な生体工学技術を開発している。
タンザニアの栄養失調を根絶する一つの栄養強化バッグ
栄養失調が原因で、毎日15,000件の防ぐことが可能な子どもの死が世界で発生している。アメリカの社会起業家であるフェリックス・ブルックス-チャーチは、恵まれない社会で暮らす、すべての母親と乳児がとる食事に、命を救うために必要な栄養素が含まれていることを保証する独創的なシステムを開発した。
インドの道路での救命
ピユシュ・テワリは、彼のいとこが居合わせた人々からの救いの手もなく交通事故で亡くなったという悲報を受け、インドにおけるこの問題の解決策を見出すことに駆り立てられた。以来、国内外で何千人もの命を救うために尽力してきた。
ロレックス賞 - 世界を変える女性たち
ロレックス賞の支援により、強く、逆境に負けない女性たちが、よりよい未来への道を切り開いている。
視力検査がもたらす平等
世界には、容易に治療できる視力の問題に苦しむ人々が10億人もいる。そうした人々のうち少なくとも3分の1は、現代の光学的療法が決して届かない地域に住んでいる。しかし、そうした状況はイギリス人眼科医、アンドリュー・バストーラスのひらめきによって、急速に変わりつつある。
火山の脈を測る
8億人もの人々が、地球上に存在する500の歴史的に活発な火山の打撃を受ける影響下で、噴火による死と背中合わせに暮らしている。スコットランドの火山学者アンドリュー・マクゴニグルにとって、差し迫った噴火を適時に警告することが、人道的かつ科学的な目標である。
未来への懸け橋
ロレックスは、世界をリードするEPFL、スイス連邦工科大学ローザンヌ校との間に長年にわたる互恵関係を築いてきた。
精度の教育
アメリカ国内の熟練のウォッチメーカーの不足に直面したロレックスは、2001年、高品質な機械式腕時計の修理に携わる若い専門家の新しい世代を養成するために学校を設立した。
宇宙の神秘を追い求めて
ロレックスと原子核研究機構のCERNとの間に卓越性の追求という絆が結ばれたのは、1950年代後半のことだ。
肌に貼り付けたステッカーが実現する医療アラート
痛みのないワクチンパッチを生み出したしたオーストラリアの科学者、マーク・ケンドールは今、患者に心臓発作のような症状が現れた場合、早期に警告を送信できる微細なマイクロウェアラブルデバイスの開発を指揮している。
麻痺状態にある人々が再び歩く手助けをする
医療科学者グレゴワール・クルティーヌにとって、脊髄の損傷はもはや歩くことへの障壁ではない。彼の神経機能代替「ブリッジ」がどのように麻痺状態にある人々を再び歩く手助けをするのか、詳細を見る。
血液サンプル不要の迅速なマラリア検査
ウガンダ人ITスペシャリスト、ブライアン・ジッタは、血液サンプルを用いずにマラリアを検出する携帯用電子機器を開発した。この新しい強力な医療技術の詳細を見る。
リサイクルされていないプラスチック廃棄物の再生利用 - ロレックス賞
ミランダ・ワンは、プラスチック廃棄物を貴重な物質に転換するための独自技術を開発している。彼女の会社がどのようにプラスチック危機に対する斬新な解決策を打ち出しているのか、詳細を見る。
パキスタンの女性医師に遠隔医療での復職を呼びかける
医師サラ・サイードは遠隔医療によるヘルスケア提供にむけて、女性医師とデジタルテクノロジーを結びつける。彼女の遠隔治療モデルがどのように患者の命を救い、女性の社会的地位の向上に貢献しているか、詳細を見る。
世界の熱帯雨林の声を聞く電子「耳」 - ロレックス賞
トファー・ホワイトは科学者たちに所定の地域の野生生物の健全性を調査する機会を提供する。彼がどのように古い技術を使って革新的な自然保護を進めているのか、詳細を見る。
アフリカに視界を - ロレックス賞
全世界にいる2億8500万人の視覚障害者の大半は、低所得の国々に住んでいる。しかも診察や治療の機会にほとんど恵まれない地域であることが多い。イギリス人眼科医のアンドリュー・バストーラスは、スマートフォンを基盤とする携帯可能な眼科検診装置を開発し、サブサハラアフリカの眼科診療制度を大改革しようとしている。
食品廃棄物を削減するソフトフェア - ロレックス賞
飢えは、推定1300万のナイジェリア人にとって、日常の現実だ。しかし、一人の起業精神に溢れたソフトウェア・エンジニアが、必要とする人々への食料の再分配と、廃棄物の削減を同時に行うソフトウェア・サービスによって、彼らの苦しみを軽減しようとしている。
2023年度 ロレックス賞受賞者:ベス・コイギ – エピソード 3
2023年度ロレックス賞受賞者であるベス・コイギは、オフグリッド・コミュニティに太陽光による大気水生成技術を導入するプロジェクトを拡大している。
2023年度 ロレックス賞受賞者:ベス・コイギ – エピソード 2
地球の大気には、地上の河川の総量の6倍もの水が含有されている。
2023年度 ロレックス賞受賞者:ベス・コイギ – エピソード 1
ケニアのリムル出身の起業家ベス・コイギは、緑豊かな湿地帯と雨に恵まれた丘に囲まれた場所で育った。
ナイジェリアの食料供給を確保する – ビデオ
2010年、ナイジェリアの社会起業家であるンナエメカ・イケァグォーニューは、小規模農家にアドバイスするためのラジオ局を設立し、ロレックス賞を受賞した。
Rolex.org - ロレックス賞
ロレックスは40年にわたりロレックス賞は、より良い世界をめざして信念を持つ個人を支援してきた。これまでに男女100人以上が進取の気象に選ばれてきた。
Rolex.org - 科学
科学分野での精度の高さが、ロレックス クロノメーターの創造を5世代にわたり鼓舞し続けてきた。時間、素材、その出所や相互作用の科学的な理解に裏付けられた精度だ。
麻痺治療の未来 – ビデオ
世界中でおよそ2,000万人の人々が脊髄損傷を患い、彼らの生活の質に大きな影響を与えている。
タンザニアの栄養失調を根絶する一つの栄養強化バッグ - ビデオ
栄養失調が原因で、毎日15,000件の防ぐことが可能な子どもの死が世界で発生している。アメリカの社会起業家であるフェリックス・ブルックス-チャーチは、恵まれない社会で暮らす、すべての母親と乳児がとる食事に、命を救うために必要な栄養素が含まれていることを保証する独創的なシステムを開発した。彼のプロジェクトは世界的なモデルとして、タンザニアの子どもたちに新しい命と希望をもたらしている。
事故現場での救助 - ロレックス賞
インドは世界で最も交通事故死の多い国。しかしピユシュ・テワリの尽力により、交通事故被害者は現在、事故現場で応急処置を受けることができ、生存の可能性が高まっている。
命を救う指人形
自国で数千人の子供たちが予防できる病気で亡くなっているという事実に驚愕したあるエチオピア人教師が、子供たちに衛生について楽しく教える方法を生み出した。
インドの道路での救命 – ビデオ
ビジネスマンとして成功し、2010年度ロレックス賞受賞者であるインド人のピユシュ・ テワリは、彼のいとこが交通事故で非業の死を遂げ、そこに居合わせた人々からの救いの手もなかったことがきっかけとなり、キャリアを捨て、インドの混雑した道路で人々の命を救うことに専念するようになった。
テクノロジーをすべての人に - ロレックス賞
インドに住まう何百万もの視覚障害者たちはスマートフォンの革命から置き去りにされてきた。デザイナーのスミット・ダガールは、テクノロジーを利用する機会を彼らにもたらそうと尽力している。
母親たちへのモバイルライフライン - ロレックス賞
産科の救急医療を受けることのできない母親と乳児の命を助けること、それはアグレイ・オティエノが生涯をかけて追求していこうと決めた使命だ。彼は遠隔医療センターを通じてナイロビのスラム街の貧しい住民たちの生活を支えている。
子供たちが新たな世界を築けるように - ロレックス賞
先見性に溢れるメキシコ人環境保護活動家マリツァ・モラレス・カサノバは、自身が開設した環境教育パークを通じて、ユカタンの脆い環境を守ることの大切さを若い世代が学ぶことを願っている。
野生の呼び声 - ロレックス賞
1970年代、生まれて初めて怪我をしたハリネズミを保護したイギリス人会計士、レス・ストッカーは、趣味で行っていた動物看護を世界的に有名な野生動物教育研究病院へと育て上げた。
タイガの学校 - ロレックス賞
シベリアの大自然に生きる子供たちは、学校に入るために親から離されることはなくなった。アレクサンドラ・ラヴリエが、近代的なカリキュラムと消えつつあるエヴァンキの文化の両方を学ぶことができる巡回学校を設立してくれたからだ。
音で冷やす冷蔵庫 - ロレックス賞
アメリカの科学者スティーブン・ギャレットは、音を使った冷蔵庫を開発した。この冷蔵庫は、オゾン層にダメージを与える化学物質を除去できる可能性をはらんでいる。
霜の被害から果樹を救う - ロレックス賞
霜が降りると、何か月もかけて育てた果実がわずか数時間でだめになってしまうことがある。しかし、ウルグアイで考案された装置が、数か国の果樹園でこの問題を解決している。
ラクダ乳はいかが? - ロレックス賞
ナンシー・アベイディラハーンは、モーリタニアにアフリカ初のラクダ乳の酪農を設立した。これにより畜産に対する認識に変革がもたらされるとともに、モーリタニアに住まう人々の生活が向上している。
砂漠に冷たい食物を - ロレックス賞
農業従事者はもはや損傷を心配して急いで作物を売らなくてもいいのだ。需要に基づいて販売することが可能となった。
空からの贈り物 - ロレックス賞
世界中の多くの都市で、雨はできるだけ早く消えてほしい、鬱陶しいものと思われている。しかし東京は違う。定年退職した公務員、村瀬誠の功績により、雨水は日々の生活に利用するための貴重な資産となっている。
新しい監視システム - ロレックス賞
ルイス・リーベンベルクは、カラハリ先住民が動物の行動観察を記録できるよう、CyberTrackerを考案した。しかし、このテクノロジーは、きわめて用途の広い科学ツールであることが分かったのだ。
世界を手話でつなぐ - ロレックス賞
現在世界中で7000万人が手話を使用している。言語の種類は126、それぞれが独自の語彙を有している。けれども、これらの言語間をつなぐ辞書はほとんど存在しない。そうした状況の中、ある日本人起業家が、世界中の聴覚障がい者の対話を可能とするオンライン手話辞書の制作を進めている。
マイクロボランティアがもたらす力 - ロレックス賞
従来の利他主義と21世紀の技術を組み合わせ、カリフォルニア出身の若い先駆者が、世界に慈善活動の新たなモデルを提供している。
水汲みという重荷を軽減する容器 - ロレックス賞
南アフリカの建築家、ハンス・ヘンドリクスが考案したQドラムは、一度に50リットルまでの水を運搬するシンプルで使い方が容易なツールとして、発展途上国に住まう何千もの人々の生活を改善している。
子供たちの目に宿る星の輝き - ロレックス賞
空を探索することが子供たちにもたらす魅力と科学を、ギルバート・クラークは知っている。彼の仮想天文台は、何百もの学校を、世界で最も強力な望遠鏡とつないでいる。
イナゴの異常発生に歯止めを - ロレックス賞
イナゴの大群は、数時間で大量の作物を食い尽くしてしまう。地理学者のフリチョッフ・ヴォスは衛星画像マッピングを用い、被害が起こる前にイナゴの集団を検知する方法を開発した。
世界中に光を灯す - ロレックス賞
1997 年ネパールで、暗がりの教室で必死に本を読もうとしている子供たちを見たデイブ・アーバイン-ハリデーは、低コストで再生可能なエネルギーを使い、地方の村々に照明を灯そうと決めた。
ロボットと共に歩む - ロレックス賞
繊維科学とロボット工学を融合させることにより、アイルランド人の生体医工学者コナー・ウォルシュとハーバード大学、バイオデザイン・ラボの専門家チームは、脳卒中などの後遺症に悩む世界中の患者の回復を支援し、再び歩けるようにするための画期的な技術を開発している。
繁殖の力を高める - ロレックス賞
飼育下繁殖は、絶滅の危機にあるいくつかの鳥種には最後の希望である。アメリカ人ビリー・リー・ラスレーは、鳥の性別を特定する非侵襲的メソッドを開発した時、サンディエゴ動物園で内分泌学者として働いていた。
医師として世界を見つめて - ロレックス賞
ほぼ40年間、内科医のアルド・ロ・クルトは1年の内の半分を北イタリアで医者として過ごし、その残りを世界の原住民と暮らしながら、治療活動や教育を行っている。
伝統の医学に重要な役割を - ロレックス賞
秘境の地、ラダック。チベットの薬草治療は、フランス人民族薬理学者のロラン・ポルディエの力添えもあり、現在も途絶えることなく生き続けている。
希望の船 - ロレックス賞
エンジニアから船乗りに転身したフランス人リュック・オートランは、海で隔離された地域に暮らす人々に医療救護、技術支援、食料をもたらすため、幾度となく海を渡った。
ワクチン革命 - ロレックス賞
生体医工学者のマーク・ケンドールは、人々の生命にかかわるワクチン投与の方法において、革命を起こしている。発展途上国においてコストを抑えた、針と注射器を使わない予防接種の方法を生み出したのだ。
タクシーからオサムシへ - ロレックス賞
タクシー運転手の仕事を辞めて有名な昆虫学者になったピエール・モルヴァン。彼はオサムシの研究が進化に対して、また種(しゅ)の形成過程についていかに理解を深めることできるかを証明している。
安全なランプが命を救う - ロレックス賞
自家製のランプは不安定で、時に大きな傷跡を残すやけどを引き起こす。スリランカの外科医ウィジャヤ・ゴダクンブラは、こうしたランプの危険性に対する人々の無関心、無知に対して予防の必要性を唱える。彼の発明したセーフボトルランプは、これまでに多くの命を救ってきた。
もみ殻を再利用した燃料 - ロレックス賞
アジアにある多くの農場では、廃棄されたもみ殻が大量に積まれている。アレクシス・ベロニオは、このもみ殻の利用法を考案し、環境への影響を抑えると同時に、燃料コストの低減も実現した。
氷河の奥深くを目指して - ロレックス賞
フランスの雪氷学者ベルナール・フランクは、アンデス山脈の氷河内部の深い部分から氷の一部を取り出し、数千年にわたる気候の変化に関するアーカイブを提供している。
過去に続く足跡 - ロレックス賞
アルゼンチンのペウエン=コに残された先史時代の動物の足跡は、海面の上昇と人間による破壊によって消滅の危機に瀕している。古生物学者テレサ・マネーラ・デ・ビアンコの画期的な取り組みのおかげで、それらの保存が進められようとしている。
伝統的な民話を伝える - ロレックス賞
若きイタリア人女性が、アフガニスタンに語り部の学校を開設した。アフガニスタンの口承遺産を保存し、若い世代に希望を与え、発展に不可欠な情報を広めるためである。
視力検査がもたらす平等 - ビデオ
眼科医であるアンドリュー・バストーラスは、鮮明な視界を世界中の何百万人もの人々へもたらすために尽力している。Rolex.orgでビデオを見る
2019年度よくある質問 - ロレックス賞
ロレックス賞は、先駆的な取り組みを行っている世界中の類い稀なる人々に共感し、支援しています。賞について詳しく見る。
火山噴火の予知 - ビデオ
スコットランド人物理学者のアンドリュー・マクゴニグルは、無人の小型ヘリコプターを利用して火口から噴出するガスを測定し、高精度に噴火を予知する方法を開発している。科学と応用技術を組み合わせる彼の手法は、何千もの命を救う可能性を秘めている。
火山の脈を測る - ビデオ
8億人もの人々が、地球上に存在する500の歴史的に活発な火山の打撃を受ける影響下で、噴火による死と背中合わせに暮らしている。スコットランドの火山学者アンドリュー・マクゴニグルにとって、差し迫った噴火を適時に警告することが、人道的かつ科学的な目標である。
ロレックス賞 - THE NEXT CHAPTER
ロレックス賞は、先駆的な取り組みを行っている世界中の類い稀なる人々に共感し、支援している。賞について詳しく見る。
全く新しい心臓病診断用タブレット - ロレックス賞
IT スペシャリストのアルチュール・ザンは、自身の技術スキルを用い、アフリカ初となる心臓病診断用コンピュータータブレットを考案・製造した。
自転車で新しい生活を - ロレックス賞
デビッド・シュワイデンバックは、廃棄された自転車をリサイクルして、発展途上国に住む人々に雇用、ビジネス、教育の機会を提供している。
肌に貼り付けたステッカーが実現する医療アラート - ビデオ
生体医工学者で2012年度ロレックス賞受賞者のマーク・ケンドールは、現代医学に革命を起こすという使命を負っている。
スーパーバグとの闘い
多薬耐性菌は現代医学の進歩を脅かしている。ホサム・ゾワウィは高速スーパーバグテストと通信プランで、湾岸諸国のために反撃に出る。
自転車で新しい生活を - ビデオ
2000年度ロレックス賞受賞者であるデイビッド・シュワインデンバックは、廃棄自転車を再利用して発展途上国の人々の生活向上に取り組んでいる。1991年に彼が設立した団体ペダル・フォー・プログレスは、これまでに15万9千台以上の自転車を収集し輸出しており、現在ではミシンや新品の部品にまで回収対象を広げている。
麻痺状態にある人々が再び歩く手助けをする - ビデオ
麻痺状態にある人々が再び歩く手助けをする
熱帯雨林の声を聞く電子「耳」 - ビデオ
科学技術者のトファー・ホワイトは、中古の携帯電話を使った警報システムを通して、科学者や保護活動家に世界の熱帯雨林にいる野生生物の世界を垣間見せている。
リサイクルされていないプラスチック廃棄物の再生利用 - ビデオ
もし25歳のカナダ人起業家ミランダ・ワンが彼女の目標を達成できれば、今や埋め立て地、川、海を狭めている世界中のプラスチック廃棄物の三分の一を、新たな価値あるものに変えられるかもしれない。
火山噴火の予知 - ロレックス賞
火山の近くに暮らす何百万もの人々の命を救うために、スコットランドの物理学者のアンドリュー・マクゴニグルはドローンを使った火山の噴火の予測方法を開発している。
パキスタンの女性医師に遠隔医療での復職を呼びかける - ビデオ
パキスタンの女性医師に遠隔医療での復職を呼びかける
血液サンプル不要の迅速なマラリア検査 - ビデオ
血液サンプル不要の迅速なマラリア検査
過去に続く足跡 - ビデオ
アルゼンチン人の古生物学者で地質学者のテレーサ・マネラ・デ・ビアンコは、12,000年も前の貴重な動物の足跡の保護に取り組んでいる。全長3kmの遺跡は、現在では彼女の自宅近く大西洋の海岸線沿いに位置するが、12,000年前は鳥や哺乳類が多数生息する内陸部の池だった。
タイガの学校 - ビデオ
シベリア南東部。遊牧民の人たちは押し寄せる現代化の波に反して彼らの生き方を守ろうとしている。東南シベリアの遊牧民たちは近代化の流れに逆らい、自分たちの生活様式を守ろうとしている。フランス人の傑出した民俗学者であるアレクサンドラ・ラヴリエは8年前から彼らと共に伝統文化の保護活動に携わっており、エヴァンキ族の子どもたちが先祖代々の伝統を守りつつ、現代教育を受けることができる遊牧民学校の設立を行う。
伝統的な民話を伝える - ビデオ
イタリア人社会起業家のセレーネ・ビッフィは、アフガニスタンの豊かな口承遺産を守り、重要な開発情報を拡散するための語り部学校を、カブールに設立した。
生物医学者のマーク・ケンドールは、人々の生命にかかわるワクチン投与の方法において、革命を起こしている。 - ビデオ
若き先駆者であるマリツァ・モラレス・カサノバは、自身が開設した環境教育パークを通じて、ユカタンの脆い環境を守ることの大切さを若い世代が学ぶことを願っている。
スーパーバグとの闘い - ビデオ
スーパーバグは抗生物質に耐性を持つ細菌で、人類にとっての脅威だ。サウジアラビアの微生物学者ホサム・ゾワウィは、湾岸諸国で画期的な診断試験法の開発と意識向上キャンペーンによって抗生物質の濫用と戦っている。
希望の船 - ビデオ
エンジニアから船乗りに転身したジャック・リュック・オトランは、何年もの準備を経て、1987年に修復されたトロール漁船Listaos号で、インド洋とこの地域に点在する孤立した群島に向け出航した。自身が創設した団体、Seamen without Borders(国境なき海員団)の支援を受け、ジャックは、海によって文明から切り離された地域社会に医療救済、技術援助、食料を届けるという長年の夢を叶えるための一連の旅に乗り出した。
伝統の医学に重要な役割を - ビデオ
チベット医学はインドのはるか北に位置するラダクにおいて1000年以上も続けられている。治癒、儀式、信念が複雑に絡まったアムチ医療として知られるこの医学が20世紀の大きな社会的変化により存亡の危機に晒された。しかし、過去6年以上かけてフランスの人類学者であり、民族薬理学者であるローラン・ポルディーはラダクの人々が後続世代へアムチ医療を継承し、その恩恵を受けることができるようにするための運動を率いた。
事故現場での救助 - ビデオ
ピユシュ・ テワリは、デリーのほとんどの事故犠牲者が迅速な医療を確実に受けられるようにすることで、何千人もの命を救うことを決意している。 彼の財団は、病院や医科学研究所と提携し、すでに2,000人以上の警察官や500人の一般市民に向けて一時救命処置の講習会を提供してきた。
野生の呼び声 - ビデオ
イギリス人レス・ストッカーは、1990年度のロレックス賞を受賞し、ヨーロッパ初の野性動物医学教育病院を設立した。この病院はすぐに開設され拡大を続けているが、その過程でストッカーはそれ以上に多くの成果をあげており、病気や怪我をした野生動物の応急処置やリハビリテーションに関する名高い専門家となった。
母親たちへのモバイルライフライン - ビデオ
アグレイ・オティエノは、ナイロビのスラム街に、医師とワゴン車が24時間待機している遠隔医療センターを設立し、緊急産科医療を利用することのできない母親や乳幼児の命を救うことに協力している。
医師として世界を見つめて - ビデオ
アルド・ロ・クルトは、過去20年にわたり約40ヶ国で医師として働いてきており、人類に貢献している。この「ボランティアで旅する医師」であり1993年度ロレックス賞の受賞者は、1年の半分を北イタリアのカンツォの自身の医療機関で、その残りをいくつかの大陸で原住民たちと暮らしながら、治療活動や教育を行って過ごしている。
全く新しい心臓病診断用タブレット - ビデオ
アルチュール・ザンは、心臓病が増えているカメルーンで、心臓医療に革命を起こしている。Cardio Padと名付けられた彼の発明である心臓監視用タブレット端末により、携帯電話通信網さえあれば、いつでもどこでも心臓病の診断ができる。
マイクロボランティアがもたらす力 - ビデオ
最先端IT技術を活用するジェイコブ・コルカーは、インターネットや携帯電話と組み合わせたボランティア活動の先駆的な形態を生み出した。これはスマートフォンを持つ人なら誰でも、バスや診察を待つ間など暇な時間を利用して、有益な社会貢献活動ができる。
世界を手話でつなぐ - ビデオ
世界中で7000万人の聴覚障がい者が、それぞれ独自の文法と語彙を有する126の異なる言語を使用している。けれども、これらの言語間をつなぐ辞書はほとんど存在しない。そうした状況の中、日本人起業家の大木洵人が、クラウドソーシングにより単語を集め特別なキーボードでインプットし、世界中の聴覚障がい者の対話を可能とするオンライン手話辞典「スリント(SLinto)」を生み出した。
新しい監視システム - ビデオ
ロレックス賞を1998年に受賞したルイス・リーベンベルグの発明品であるサイバートラッカーは元々、昔からある追跡技術を現代化するために開発された携帯型機器だ。元来の目的達成において非常に優れていることが証明され、ルイスはそのソフトウェアには温暖化の悪影響を軽減するための革命的な可能性があることを発見。サイバートラッカーのテクノロジーは私たちのエコシステムへの不可逆的変化を観察し、予測し、未然に防ぐことが可能だ。
砂漠に冷たい食物を - ビデオ
ナイジェリア人の教師モハメド・バー・アッバは、アフリカ農村部の貧困層が抱える問題を、現実的に自力で解決するためにアフリカ独自の技術力を利用することに取り組んだ。古代エジプト時代にすでに知られていた物理学的原理を利用して彼が発明した、極めてシンプルで安価な冷却機能のある土器「ポット・イン・ポット」はこの半砂漠地帯での生活に革命をもたらした。
アフリカに視界を - ビデオ
アンドリュー・バストーラスはイギリス出身の眼科医で、低所得国に住む何百万人の視覚障がい者の治療に当たることが彼の夢である。彼は、眼科医療はほとんどないが優れた携帯電話テクノロジーのあるケニアの人里離れた地域で、プロジェクトを開始した。彼の解決策は、スマートフォンを携帯式眼科診察キットとして使用し、最終的にはこの技術を世界中で利用可能にすることである。
世界中に光を灯す - ビデオ
電気技師のデイブ・アーヴィン=ハリデイは、わずか0.1ワットの白色LED(発光ダイオード)の光があれば子供が十分読書をできることに気が付いた。彼の団体ライト・アップ・ザ・ワールドはシンプルながら革新的な技術を各家庭に提供し、従来の100ワット電球1個分より少ないエネルギーを利用してひとつの農村全体に明かりを供給することを可能にした。
ロボットと共に歩む - ビデオ
ハーバードを拠点にするアイルランド人でバイオメディカルエンジニアのコナー・ウォルシュは、脳卒中などの後遺症に悩む患者が再び歩こうとする時に直面する大きな困難に向き合っている。彼は衣類の下に着用でき、筋肉、四肢、関節を再び機能するよう鍛える、柔らかな素材でできたロボットスーツを開発している。この感動的な新技術は、身体の障害に苦しむ何百万人もの人々の治療に革命を起こすに違いない。
音で冷やす冷蔵庫 - ビデオ
1993年度ロレックス賞受賞者スティーブン・ギャレットは、環境にやさしい技術が彼の研究室から全ての家庭に向かうという究極の希望を抱き、10年以上にわたり音力発電による冷蔵設備を開発してきた。
ラクダ乳はいかが? - ビデオ
1989年にナンシー・アベイデラハマンがアフリカ初のラクダ乳の酪農場をヌアクショットに開設した時、ほとんどのモーリタニア人は、飲むことはおろか、地元の家畜から生産された加工乳を購入することなど考えもしなかった。今日では、彼らの意識は完全に変わった。その粘り強さ、意欲、見識には敵う者が滅多にいないナンシーが、この驚くべき変化の裏におり、彼女の取り組みはモーリタニアの生活の質の向上に重要な貢献をした。
テクノロジーをすべての人に - ビデオ
サミット・ダガールはブライユ式スマートフォンを開発し、インドの何百万人もの目の不自由な人々がデジタルの世界にアクセスすることを可能にする。
市井人科学者 - ビデオ
フォレスト・ミムズⅢ世は、行政学の学位を有しているが公式な科学の資格は有しておらず、自身を「市民科学者」と呼ぶ。しかし彼は、限られたプロフェッショナリズムの時代には稀な、幅広い科学的および技術的専門知識を有している。彼の偉大な功績の1つは、自ら発明した携帯型機器を使用して、紫外線放射とオゾン濃度を監視するネットワークを構築したことである。
繁殖の力を高める - ビデオ
ビリー・リー・ラズリーによる、ワシなどの絶滅危惧種の保護を目的とした鳥類の性別判定のための非侵襲的手法の発明は、徐々に世界中の研究者たちによって導入されてきた。おそらくもっと重要なことに、彼の取り組みには、環境中の化学物質に晒された女性のリプロダクティブ・ヘルス(生殖に関する健康と権利)の検査等、他の用途があることが判明している。
命を救う指人形 - ビデオ
ブルクタウィット・ティガブは、未就学児とその両親に基本的な衛生教育をもたらすため、ツェハイ・ラブ・ラーニング(「知りたがりのツェハイ」)の新しいエピソードを制作する。この番組は、衛生観念をわかりやすくするため、歌、物語、簡単な図等を用いている。
ワクチン革命 - ビデオ
マーク・ケンドル教授は注射針のいらない「ナノパッチ」の開発を行っている。これは、発展途上国にけるワクチン輸送に革命を起こし、その価格を下げると共に、感染症で亡くなる可能性のある何万もの命を救う。記事を読む
タクシーからオサムシへ - ビデオ
独学の昆虫専門家ピエール・モルバンは、科学者たちでも立ち入りを禁じられることの多い、ヒマラヤ山脈の孤立した接近不可能な地域で昆虫の個体群を研究することにより、科学において名を成した。
安全なランプが命を救う - ビデオ
堅い決意を持ったスリランカの外科医は10年以上に渡り、自家製のランプによって引き起こされる火事が原因の死や大けがから人々を救うために、人々の関心の無さや知識の無さと闘った。1998年にロレックス賞を受賞したウィジャヤ・ゴダクンブラはこの悲惨な問題に対する簡単な解決策である「安全なボトルランプ」を提唱する。
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食品廃棄物を削減するソフトフェア - ビデオ
ナイジェリア人オスカー・エクポニモは、貧困に起因する栄養不足という古くからの問題を、21世紀の発明で解決している。彼が開発したチャウベリー(Chowberry)というクラウドベースのアプリケーションは、商品の消費期限が近くなると小売店に知らせる。そして、割引価格の食品が援助団体に提供され、廃棄物は削減される。幼少期に空腹に苦しんだエクポニモは、このアプリケーションを開発し、食料を十分に得ることのできない何百万ものナイジェリア人を助けている。
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